
車椅子ツインバスケットボールは、下肢のみではなく、上肢にも障害を持つ重度障害者でも参加できるように日本で考案されたスポーツです。これまで車椅子バスケットボールをやりたいと思っていても、ボールが正規のゴール(高さ3.05メートル)にシュートしても届かないとか、その早い動きについて行けないとか言った理由で参加できなかった人がたくさんいます。そういった人たちにとってこの車椅子ツインバスケットボールは、まさに画期的なスポーツの誕生となりました。
ツインバスケの出現は四肢麻痺者にとっては初のチームスポーツであり、過去における僅少な四肢麻痺者のスポーツからの夜明けでした。そして10余年を経て競技性の高まりを伴い、ルールが研究されてきています。
その最大の特徴は、名称の通り「ツイン」つまり二組のゴールが設けられているというところにあります。従来の車椅子バスケットボールに使用されている正規のゴールの他に、もう一つの低いゴール(高さ1.20メートル)をセットし、正規のゴールまで届かない選手のためのゴールとしました。さらにその周囲には3.6メートルの円(フリースロー・サークル)があり、シュートする選手を円外と円内に区別しました。そしてこれらのことによって、それぞれの選手が自分の障害に応じてシュート方法が異なり、独自の役割をゲームにおいて果たすことができるようになったのです。



